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1997/01/03

NYでしたことダイジェスト

▼ホテルに着くなり地下鉄にて、あちこち散歩。全然平気である。この2、3年、かなり治安が良くなったらしい。ロックフェラーセンターの巨大ツリーも見物。

▼グリニッジ・ヴィレッジの 寿司バー(といえば聞こえが良いが、赤提灯といったほうが近いかも、の)「さむらい」のオヤジと初対面。へんてこなオヤジである。(もちろん褒めている)

▼オヤジの親切で、 日本人留学生の留守宅アパートに引っ越し。ホテルは一泊後キャンセル。アパートは快適とは言い難い。が、面白いし、貧乏生活は苦にならない。

▼グッゲンハイム、 メトロポリタン、ホイットニーの3つの美術館をハシゴ。

▼アパートから 歩いて1〜2分の所にあるBlueNoteに行ったら、運良くキャンセルがあり、絶好の場所で、David Sanborn Bandを見ることが出来た。演奏は、いきなり客を“引 き込んでしまう”気持ちよさ! Sanbornと握手した。

Sanborn_1


▼NY近代美術館(MOMA)へ。特集はJasper Johnes回顧展。ジャック・レモン主演の古いコメディ映画もやっていたので、休息がてら見る。ここのコレクションもすごく楽しめる。

▼BlueNoteの並びにあるVisions というライヴスポットにて無名のQuintet(コルトレーン系のJazz)を聴くが、何じゃこれはモノ。下手以前に音楽が届いてこない。鼻炎の薬を飲んでたせいもあり、グースカ寝てしまった。ちなみにW.Bassは日本人。

▼上記ライヴスポットを途中退席して、 本命のSweet Bazileへ Kenny Garrett Quartetを聴きに。ここはアパートか らは10分ほど。
 演奏は白眉。最高。同じプロなのに、さっきのものとは天地の差。出の音からして違う。最初の10秒を聴いて、「これは良い!」と、僕は同行Y氏に親指サイン。近来ない、うむを言わさぬ圧倒的な、熱のこもった演奏であった。 どのパートも文句無しに上手いし、心底から“音楽”してる。
Garrettとも握手した。今年2月に東京BlueNoteに来るそうだから、あるいは見に行こうかと思っている。(日本では手を抜いて、屁のような演奏をし ないかと、ちと心配ではあるが)

▼メトロポリタン劇場近くの Irrigiumというライヴスポットにて、レスポール爺様の演奏を聴く。アシストはE・ギターにコントラバス。
 演奏は骨董品だった。
 リズムというか、ドライヴ感、 スウィング感、つまり音楽のノリがまったく失われてしまっている。が、そんなことは、わかりきったことで、実はどうでもいい。

 客が暖かいのに感動。アメリカ国民というのは、先駆者や、唯一無二のスタイルを築いた人に対して、たとえ老いて衰えてもなお、決して尊敬を忘れない国民であることを実感。生前はポンコツ扱いにして、死んでやっと「偉い人だった」と、過去形で業績を称えるどこかの嫉妬深い国民とは、その点では随分違うようだ。
 演奏曲は、有名なところでは「How high the moon」のスローとスタンダードの2ヴァージョン。速いのは弾けないと思わせといて、実は弾けるんだぞ、といった演出なのだろう。ギターはアームの付いたレスポール。

 ステージ上のレスポール爺さんは、ジョークを頻発する、実に陽気なお茶目な楽しい人だった。

▼自由の女神は チラッとも見ることは出来なかった。またいつか。

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