« 伸びないタイプ | トップページ | モミジ二種 »

2007/05/14

上場記念祝賀パーティ

へ招待してもらった。
友人の会社のそれである。帝国ホテルの孔雀の間といえば、講談社や小学館などが忘年パーティを開く会場で、立食だと1500人のキャパがあるが、そこでやるらしい。銀行、証券、市場関係者始め、彼の会社の属する業界のお歴々やら業界誌記者などが駆けつけることが予想される。そういう場所に最も似合わないのがこの僕だが、まぁ、友人が中学高校の同級生でなかったら生涯縁のないパーティだったろう。招待状には「お名刺をご持参ください」とある。出版社のパーティは慰労会としての目的が強いが、こちらのほうはビジネスチャンス拡大の機会といった趣きか。ヒトコママンガのネタになるかもしれない。

他のマンガ家さんのことはわからないが、僕程度のマンガ家が出版社以外のパーティに招待されることなどまずない。その出版社のパーティも、しばらくその社の雑誌に描いていないと呼ばれなくなる。

それでも、意外なパーティに招待されることもある。
ベルリンの壁が崩壊し東西ドイツが統一された直後だったと記憶するが、1990年10月に来日した旧東ドイツのベルリン国立歌劇場のレセプションに招待されたことがある。たまたま同歌劇場による来日公演のパンフレットに一文を寄稿したからだが、その年は、NHKが主催した歌劇のパンフレットにも寄稿している。もちろん、「マドモアゼル・モーツァルト」の作者としてだ。モーツァルト没後200年の記念事業の一つだったのだろう。その豪華なおまけとして、それぞれの「魔笛」を東京文化会館で、ベルリンのほうはNHKホールでのガラ・コンサートも拝見することが出来た。ベルリン国立歌劇場の「魔笛」は普段着っぽい衣装と安普請っぽい装置でいささかチープな気がしたが(社会主義体制による貧困の名残か?)、オーケストラの音がふわりとシルキーでとても滑らかな肌触りだったのが印象に残っている。とりわけ、ガラで聴いたワグナーの「マイスタージンガー」は繊細で美しく、その感を強く持った。

ベルリン国立歌劇場のレセプション・パーティは、品川プリンスホテルで昼間に行われた。もともと僕はパーティが得意ではない上に、その日は体調が思わしくなく、何も食べず、ただ、会場後ろの壁近くから眺めるだけに終始した。視界に入る人々はほとんどドイツ人だし、当然一言も喋れないから何のとっかかりもない。(歌手にサインでも貰いまくれば良かったか?) 協賛筋のNTT社長という方が壇上で挨拶していたが、大企業のトップを遠目ながら見たのは、もしかしたらこの日が最初で今のところ最後かもしれない。

|

« 伸びないタイプ | トップページ | モミジ二種 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 伸びないタイプ | トップページ | モミジ二種 »