ロックなバロック
BS2を流していたら、レッドプリーストというカルテット(リコーダー、Vl、Vc、チェンバロ)がバロック音楽を演奏していて、音もそうだが、演奏スタイルもバロックというよりロックしていてとてもかっこいい。耳タコゆえに退屈といっていいヴィヴァルディの「四季」も、彼らの演奏だととても新鮮で刺激的だ。
クラシック音楽には変わらぬ永遠性に価値を求めがちなので、同時に変わりようがないことの退屈さも税金として支払っているところがある。なので、斬新なクラシック音楽というのはいわば語義矛盾と言えるが、彼らの音楽はその矛盾をとりあえず解決しているように思えた。とりあえずと書くのは、二度目に聴くと、今度は新鮮だった面が鼻につくということがあるかもしれないからだ。落語などもそうだが、古典を楽しむというのは一筋縄ではいかないのである。
ちなみに、この12月に来日して、各地でコンサートを開くようだが(東京だと津田ホール)、ちょっと聴いてみたい気がする。
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