国民年金は満額でも792,100円/年
ないよりはマシというくらいの額である。
しかも、これで満額。実際は納付年月が40年未満だったりするから減額になる。また、原則支給開始は65歳からだが、60歳まで繰り上げ出来る。だが、月0.5%、最大30%の減額になる。逆に先延ばしすれば、月0.7%の増額になる。
そこで、ざっと計算してみた。
60歳からの繰り上げ支給を選択した場合、正規65歳からの支給総額に追い超されるのが78歳の時である。逆に、支給開始をたとえば70歳まで繰り越しした場合は支給額が142%になり、60歳からのそれを79歳の時に追い越す。65歳支給だと、81歳までかかる。
仮に90歳まで生きたとしたら、60歳支給を100とすれば、65歳支給が120、70歳支給が137となる。もちろん、長生きすればするほど差は広がっていく。
ちなみに、元を取る、つまり支給額が納付した額を追い越すのが67~8歳くらいである。納付期間40年の物価上昇率やら何やらを換算すれば、実質的な採算点がどこなのかわからないが、額面上はそんな感じだ。
ということで、寿命が78~9歳であれば、どれを選んでも受領出来る総額はほとんど変わらないことになる。問題は、いつお迎えが来るかであるが、もっと問題なのは、満額だろうと減額だろうと、どっちみちマトモに生活出来る額ではないということである。この上、更に物価だけが上がってった日にゃ、はい、それま~でよ~の世界である。
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