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2008/07/28

猫がバイクに轢かれて

今朝8時過ぎ頃、まだうとうと寝ていたら、玄関のチャイムが鳴った。
出ると、裏の家の大奥さん。
なんでも、猫がバイクに轢かれて、ウチの車の下に潜り込んだという。もし、僕が何も知らなくて轢いてはまずいということもあるし、なんとか捕まえて病院に連れて行こうと思っているという。髪の毛ボサボサのまま、玄関ドアを開けると、その大奥さんと若奥さん、そして通りを隔てた家のおばちゃんの三人が待機。猫はGolfの下にいる。口から血を流している様子。もしかしたら、全身打撲で内蔵をやられている可能性がある。

とにかくエンジンを掛ける。動く元気があれば即座に移動すると思い、一度降りて猫の所在を確かめると、猫はそのままの位置。相当弱っているらしい。しょうがないので、車を1メートルほど前に動かし、再度猫を確かめに降りたら、驚いた猫が動いて、今度は我が家のウッドデッキの下の最深部に逃げ込んだ。動く力はあるらしい。

しかし、デッキの下で死なれてはやっっかいなので(「ウチは化け猫屋敷になってしまう」と冗談を言いながら)、なんとか外におびき出して捕まえたいと思い、デッキのわずかな隙間から演芸用のプラスチック製竹竿で、手足をつっついてみるが少し移動しただけでデッキ下から出てくる様子はない。大きな息づかいで苦しそうである。とりあえず、様子を見ようということになり、一旦全員解散。

その後、たびたび様子を見るが、午前8時40分頃には、猫は半仰向け状態になっていて呼吸も止まっている様子。どうやらご臨終のようである。とりあえず、線香を焚いて弔う。午前9時を過ぎたので、役所に電話する。猫が生きていればウチでは扱えないと言うので、(脈をとることも出来ないし)確認はしていないが、10中八九死んでいると思うということで、処理をお願いする。そのとき、ウッドデッキの下が狭くて人が入れそうもないことを言うのを忘れたため、今しがた、リサイクルセンターのほうから二人の職員がやってきたが、この状況では処理できず、結局何か道具を見繕って出直すことになった。雨が降り始めて、ますますやっかいな状況に。

というのが、今現在の状況。

この顛末、猫を人間に置き換え、バイク事故を別のシチュエーションに置き換えると、ブラックでシュールなマンガになりそうだが、こういう笑いは善男善女にいやがられこそすれ好まれるはずもないから、描こうと思う以前にゴミ箱入り、だね。


その後、午前10時45分頃、再度役所の人たちがやってきて、今度は即席で作ったという長い柄の鈎棒で猫の死骸を引っ張り出し、無事納袋。「大きな猫だねぇ」と役所の人たち。

しかし、猫は知能が低いから、生前最後に棒でつっついた僕のことを加害者だと勘違いして化けて出るかもしれないなぁ。断っておくが、君を殺したのはバイクだからね。

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