講師室より
今日は夏休み前最後の出講日。
このところ、ほとんど毎週朝起きて弁当を作り持参している。もちろん、つれあいの分も。二人で7~800円弱の節約にしかならないが(つましい~)、理由はそれだけでなく、時間割の関係で昼食をつれあいと一緒にとれなくなり、遠い上に混んでる学食に一人で行くのが余計面倒になったということが大きい。(なんせ、濡れ落ち葉なもので(笑))
2007年入学組(今の2年生)からは、まだ一人もマンガ家デビューしていないが、担当付きはそれまでの年度より多いし、才能ある学生もちらほら。彼らに関しては、卒業までのデビューには間に合わないにしても、トライし続けていれば、ほぼ間違いなくデビューだけは出来ると思う。問題はそのあと。10年続けば大ベテラン、40年続けば化石か妖怪の世界である(僕も一応それに近いが化石のほうか?)。職業としてのマンガ家をどこまで続けられるかだが、教師や講師が手助け出来ることはせいぜいデビューまでで、あとは自分の力でやっていくしかない。
(と、ここで授業が始まる時間になった。あとの続きはまた)
僕の場合は13時からが昼休みなので、13:30のいま、弁当を食べ終えて、続きを書いている。
デビューするのもなかなか大変なようだが、職業としてマンガ家をやっていくのは尚大変である。売れても売れなくても、仕事の大変さの部分はそう変わらない。売れなければ、更に経済的且つ身分的な不安定さが加わる。なりたくてなった(はずの)稼業だけに、逃げ道もない。会社員か何かをやりながら、「本当はさ、オレ、マンガ家になりたかったんだよねー」という言い方が出来ないということだ。うまくいっていないマンガ家がもし言うとしたら、「本当はさ、オレ、マンガ家になるつもりなんかなかったんだけどさー」といった感じの逃げ口上だろうか。どっちにしても、カッコいいものじゃない。
(おっと、午後の授業が始まる)
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