ジャニーヌ・ヤンセン
もうずいぶん昔から、TVはタレント互助会番組ばかりになってしまっている。一山いくらの安いタレントたちが、抱き合わせ販売で何とか職にありついているという図。民放はそれを24時間やっている。よせばいいのに、NHKも追随する。そりゃ時々は面白いが、所詮時々で十分、腹一杯見てたら人生の浪費だ。
で、当然つまらないからTVのチャンネルを次々変える。だいたいNHKとかBSに落ち着くのだが、昨日はジャニーヌ・ヤンセン(名前からしてオランダ人)という女性ヴァイオリニストがN響をバックに、耳タコ協奏曲を弾いている画面でリモコンを置いた。
耳タコというのは、チャイコフスキーとメンデルスゾーンの、それぞれまるでヒット歌謡曲のごとく鼻歌できちゃうくらい超~有名なヴァイオリン協奏曲だからだが、何もよりによって、うら若き美女が(やや太めだが)、こんな世に出回りすぎて耳タコになってしまった大ヒット曲なんか弾かなくても……と最初は思った。
ところがどっこい、どうしてどうして、なかなかやるなオヌシというか、これまでにない非常に新鮮な、抜群に歯切れが良くて生きの良いチャイコフスキーやメンデルスゾーンを聴かせてくれるではないか。ついつい引き込まれて聴いてしまったという次第。
教訓:予断が一番いけません。
そういえば2年くらい前、これもやはりNHKの番組だと思ったが、お洒落な服を着た女性ヴァイオリンと男性のピアノ、それに男性リコーダーのトリオが演奏する(クラシックの古典派だったと思うが)、その斬新さに心躍ったことがあった。果たして、あれは何というユニットだったか……。来日したらコンサートを生で見たいと思ったが、その場限りになってしまって今に至る。
教訓:メモくらいとっておこう。(……たいていメモは取るんだが、そのメモが見つからなくなる)
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