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2010/10/10

続・バーンスタイン「ウェストサイド物語」

あのあと、夜中の2時半過ぎまでバーンスタイン特集を見続けた。バーンスタイン直々の指揮による、若き日のホセ・カレーラスとキリ・テ・カナワがそれぞれ“ロミオとジュリエット”役を歌う、そのドキュメンタリーだ。

英語が母国語でないスペイン人のホセがその発音やアクセントに苦しみ、バーンスタインが苛立ちを見せるあたりは実にハラハラさせられる。ロミオ、つまりトニー(=アントニオ)だって、名前からしてイタリア(同じラテン系)移民だろうと思うが、二世か三世だとしたらほぼネイティヴではある。

バーンスタインはやっぱり天才である。
演奏家でもあり指揮者でもあり作曲もするという意味では、クラシック界最後の天才といっていいかもしれない。さぞかしモーツァルトもこんなふうだったかと思われる。
フルトベングラーもワルターもカラヤンも小澤もみんな天才だと思うが作曲はしていない。あくまで音楽が分業時代に入ってからの天才である。だが、バーンスタインはモーツァルトの時代と同じように、作曲、指揮、演奏と、音楽に関わる(歌を除く)すべての作業をこなしている。

バーンスタイン以前だと、僕の知る範囲ではマーラーということになるだろうか。彼は指揮者である傍ら作曲もこなした。マーラー同様、バーンスタインが敬愛するガーシュインも自作曲を演奏しながら指揮もするというパフォーマンスをしたはずだ。マーラーもガーシュインもバーンスタインもユダヤ系だが、これはたまたま偶然ということではあるまい。そういう能力の発揮の仕方にも、民族性があるのだろうと思う。

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