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2011/03/22

ACのCMは鬱病を増やす?

もう何万人ものブログで書かれたことと思うが、いま民放は一般広告を自粛しているのか、スポンサーが撤退しているのか、はたまたもっと別の理由があるのか、ほとんどがAC(日本公共広告機構だっけ?)のCMばかりである。

これを繰り返し見せられている視聴者の中には、鬱になる者が出てくるのではなかろうかと想像をする。というのも、ACの広告の多くが、人としてのモラルを訴え続けるからである。

君はどうなの?
人に優しく出来てる?
家族とはうまくいっている?
大事な人を傷つけていない?
ガンかもしれないよ、早く診てもらったほうがよくない?

といったような内容のものを繰り返す。
余計なお世話と思いつつ、何だが繰り返し責められているような気分になる。自己否定的且つ強迫観念の強い人にとっては尚更だ。鬱病患者に「ガンバレ!」と励ますのと似たような作用がある。

NHKの朝ドラ「てっぱん」も似たようなところがある。
登場人物が寄って集って我先にと競うように優しさを押し出す。黙っていたり冷たくしたり傷をなめ合ったりする場合もすべて優しさの表現である。とにかく、優しさばかりの世界である。正直、鬱陶しい。

大河ドラマ「江」にもその傾向がある。いずれも女性の脚本家である。女性がメジャーな番組のシナリオを書くとそうなるのだろうか? かつての朝ドラ「ふたりっ子」の脚本も女性だったが、あれは僕にはとても面白かった。「ゲゲゲの女房」も面白かったが、あれは元ネタが実話だった強みだろう。

で、人は優しさ×優しさのドラマを見て癒されるか?
いや、癒されるから、繰り返し作られ、放送されるのだろう。

僕はダメだ。
僕は屈折した人間だから、癒されるどころか、「鬱病になってしまいそうなドラマ」というふうに表現してしまう。そもそも「癒し」という流行り概念が気に入らない。孤独にもっと強くなれよと言いたくなる。

更に余計なことを言うと、いま原発騒動の渦中で、TV新聞マスコミでは激しく情報操作が行われているわけだし、個人は安易な癒やしに頼らず、もっともっと孤独な個としての人間力を蓄えていかないと、アメポチ菅によるスターリニズム的原子炉の中に制御棒のように埋め込まれてしまうだろう。今が相反する未来の分岐点だと思う。

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コメント

ヤクザがいち早く支援物資を届けたそうで。
ロケットニュース24『ヤクザの災害支援活動、海外メディアが報道』 http://rocketnews24.com/?p=82037

この期に及んでは、やらない善よりやる偽善、と言えそうですが、しかし、その支援のための資金は……? 恐喝、詐欺、売春、人身売買、覚醒剤、売国……?

善人から奪った(?)財が善人に届けられる。世の中、難しい。一筋縄ではいかないですねぇ。

投稿: ヨジラ | 2011/03/23 13:03

どうにも書かずにはおれないですね。
あたくしも(周囲の山屋も)、「絶対的な善」の押し売りに辟易しています。
なおかつ、それと通底しているのが、例えば救助活動に携わる人々・組織への「絶対的賛辞」ではないでしょうか。
例えば自衛隊、例えば東電社員、例えば消防隊、・・・準備から出動から家族へのメッセージまで、まるで戦中の作戦行動従軍記事のノリです。

なお、小生のブログURL書きました。一応です、一応 ^_^;。
人様にお見せする前提ではありません。
・・・ということで。

投稿: つる | 2011/03/22 21:17

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