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2011/03/27

超安バヨリンを塗装してみた

まずは一度目の塗り。

Violinkit02

表板も裏板も接着が一部剥がれていたので、隙間にタイトボンドを塗り圧着。本来は膠(にかわ)で接着するのだろうが、所詮安物だからこれで十分。

次に水性サイディングシーラーで目止め。その後に、ワシンの水性ニス(メープル)を塗装するのだが、パーフリングに沿って、刃物とは言えない百均彫刻刀で掘ったり、カッターナイフで削ったりしたため、材の荒れがひどい。それにサンドペーパーの黒ずみが加わって、ジャンク同然の汚らしさ。

まぁでも、弓も松脂も弦も込みで6,000円ちょっとというのは、そもそも楽器の値段ですらない。ゆえに全然惜しくはない。というか、そんなものに金を掛けるのは本末転倒という妙な使命感?もある。同じ金を掛けるのなら、最初から数万円以上するちゃんとしたメーカー製のヴァイオリンを買えばいいことだ。だから、ニスも楽器用のものではなく、スピーカーボックスやカホンを塗装したときの残りだし、百均の彫刻刀なのだ。

付属していた弦は、調弦しているときにD線(3弦)を切ってしまったので、これまた安い全音のセットを通販で買っておいた。といっても1,000円近いから、ギターの弦よりはるかに高い。本格的なものになると、セットで5,000円くらい。本体とほぼ同じ値段。

ただ、弓が若干重い上に頼りなく、弾き疲れする感じがあるので、もしかしたら買い増すかも。中国製の1,300円やそこらのものだとこれとたぶん同じ程度だろうから意味ないので、おそらく本体より高いものになるだろう。そしたら、その弓に相応しいもっとちゃんとしたバヨリンを……というふうにならないようにしないと金が……

金を掛けまいと思うのは、そもそもヴァイオリンがほとんど弾けないからだ。更に、この先絶対上手くならないだろうという自信もある。(そういうのを自信とは言わないかもしれないが)。だから、これでいいのである。ちょっとバヨリンごっこして遊んでみたかっただけだ。

さて、このあと塗装を5~6回くらい重ねれば、ちょっと見、年代物のバヨリンらしく見えるようになるだろうか? メープルだと色が薄いような気もするから、マホガニーか何か赤系のニスを加えたほうがもっとそれらしくなるだろうか? もっとも、木目を見れば、一瞬にして安物のまがい物とバレてしまうのであるが。

などと、楽しむのである。

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