昨日もヌードクロッキー

昨日のモデルさんは男性。
やはりダンサーで、デモーニッシュな雰囲気をたたえたイケメンであった。目力があり、あのマスクだとさぞかしステージ映えがすることだろう。その彼を（駅まで？）迎えに行った女子補助員のAさんが、「いいなあ、タイプだなぁ」を連発していた。

けど、ヌードデッサンは、授業の運営責任者としてはあんまり気楽ではない仕事だ。初対面のモデルさんに失礼の無いように気を使うのは、まぁどんな仕事でもあることだが、休み時間にトイレに行き、もう授業が始まっているのに遅れて入ってくるうつけ者がいたりするので、油断がならない。更には、粗忽傾向のある僕自身がタイムキーパーをやっているため、ミスをしないよう長時間多大な緊張を強いられるということもある。

タイムキーパーのミスとは、単純な時間の間違いのほかに、タイマーを二度押しして時計が止まっていることに気が付かないといったことだ。これをやると、モデルさんが辛いことになる。先週も今週も十分留意していたので、タイムキープのミスは起こさなかったが、授業を再開した後に学生がドアを開けて入ってくる「事故」は発生した。一応の目視確認と（事故発生率の高そうな）要注意学生のチェックはやっているつもりだが、原則は学生の自覚に委ねている。なにせ講師は休み時間も色々と雑用に忙殺される。そんなこんなで、ふっと注意力が散漫になる時があり、だいたいそういう時を狙ったように「事故」が起きる。

と、まぁ、そんなわけで、先週今週とヌードデッサンの授業をなんとか無事に済ますことが出来て、今朝はゆったりとした気分である。