描いたクロッキーが五万枚~ほれ、スイスイスーダララッタスラスラスイ
今日、体重が60kgを割った。ほぼ一年ぶり。
今日は昼食を摂る暇がなかったせいだと思うが、そうでなくとも、この時期は肉体労働をするのに最適の季節なので、自然と締まった体になり易い。
というわけで、今日は水を抜いた池の底に薄いゴムを貼ってみた。が、先日買ってきた幅50cm×4mでは全然足りない。貼ったのはわずか水深数cmの底だけで、切り立った壁はほとんど従来のまま。全面を覆うには、ゴムがもう数m必要だ。そもそもゴムが有効なのかもわからない。耐候性、耐久性はどうなのか。接着剤はどうなのか。
水はどんな隙間をも通り抜ける。これまでの苦い経験の繰り返しから、この仕様も結局「残念~~~ん」ということになるんだろうか。今日のこの時点で水を入れてみたいが、全然改善されずという結果が待っていそうで躊躇する。
☆
専門学校・キャラクター・デザイン・コースの一年生にデッサン/クロッキーを教えるようになって三年目だが、年々、学生の力が落ちてきている。
彼らはどうして見た通りに描けないのか?
なぜトンデモな絵になってしまうのか?
先々週、クロッキーの授業をやっていて、気が付いた。
要するに、彼らはモデルを見ていないのである。ほとんどの時間、自分の画帳を見ている。その比、1対9くらいか。そりゃ、妄想で描く絵になるわけだ。三年目にして、やっと気が付いた。
僕ならば、7見て3描く。(あくまでイメージ)
時には手元をほとんど見ないまま描く。
そうだ、今度、ストップウォッチで計ってみよう。
デッサンとは、対象を穴があくほど見つめ、その全貌を隅々まで写し取ること。
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コメント
先生、こんにちわ。
そうか、学生らは妄想で描いてたんですね。ははは・・・。と笑って青ざめました。
これ講師経験ある人なら、ピンときますね。私も、もと講師ですが。
たぶん彼らは子供の時から鍛錬するって事、教えられてないんですよ。
幸いというか、自分が子供時代はいわゆるつめこみ教育時代でドリルによる反復練習とか、夏休みの宿題で漢字や英語のかきとりとかあったんで、ちょっと我慢できるくせがついていた気がします。
変な思想を埋め込まれたり、クイズみたいな問題を解いたりするよりもシンプルな基本の反復が大切なんですよね。それが絵だったら、クロッキーにあたると思うのですが。
鍛錬しないできた、成人に近い彼らに教えるのは骨のおれる仕事でした。
イライラとしたなぐりがきのような絵を描いてきた者に「もう少し丁寧に」と言ったら、「めんどくさい」と言われ目が点になりました。
ゲームのやりすぎで、現実に生きている実感が希薄なのかなあ、とも思ったりして。
でも、先生は学生さん達に尊敬されているようなので、是非開眼の機会を与えてやってください。
投稿: 弟橘 | 2012/06/10 11:32