映画「テルマエ・ロマエ」
昨夜観てきた。
マンガっぽくて笑える。元がマンガだけど。
ただ、映画には映画の書式があり、小ネタっぽいウンチクを並べただけでは2時間(106分だそうな)を保たせるのは難しい。なので、映画にはマンガ原作にはないドラマが付け加わっている(らしい)。が、そのドラマが段取りっぽいというか、どうにも薄っぺらい。
ま、でも元々「濃い顔」の日本人が演じるローマ人である。色物というか、キワモノというか、それと小ネタっぽいウンチクを楽しむ映画なので、そんなドラマは実はどうでもいいのである。なきゃ延々コントの連続だけの締まりのない映画になってしまうので、仕方なくとってつけてあるだけの話だ(たぶん)。
映画のセットは豪華である。
HBO+BBCがTV映画「ローマ」を制作したときに作ったチネチッタのオープンセットを使っているらしく、古代ローマの雰囲気そのもの。その壮大なスケール感の中で小ネタが展開するというギャップが可笑しい。
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コメント
日本映画も近年フトコロが深くなってきましたね。(良い意味で)どうでもいいようなネタに金掛けて大真面目に作る映画が増えてきたことに日本映画の再生を感じます。マンガの持つ自由さ、いい加減さが映画にとてつもない良い影響を与えているんだと思います。
投稿: ヨジラ | 2012/05/06 22:34
お久しぶりですv
わたしも公開初日に観てきました。
漫画、アニメときて、映画化ですが、けっこう楽しみました。
こどもも大喜びでした。
最近はこどもと映画に行くことが多いです。
こどもはマニアックな作品も見たがりますけど、地方ではそういった作品は見られないので、やっぱり宣伝が多い映画が多いですね。
明日は宇宙兄弟を観る予定です。
こちらも漫画、アニメ、映画ですね。
昔は漫画の実写化って、箸にも棒にもかからないようなクオリティやマンガ好きには不満なものが多かった気がしますけど、そうでないことを祈ります
投稿: ゆか | 2012/05/04 23:28